H24関東セミナー第1回目
稲田です。
平成24年度、臨床伝統医療研究会関東セミナーの第1回を受講されていかがだったでしょうか?
按摩マッサージ、鍼灸のセミナーで、
「解剖を徹底的にやる」といいながら、いきなり発生学の話しで面食らわれたかもしれません。
学校や、国家試験対策では、
外胚葉・内胚葉由来の組織が少ないため、それだけを覚えておき、それ以外は中胚葉。という教わりかたをしたりします。
マークシートの国家試験対策ならばそれでもいいと思いますが、はっきり言って臨床には何の役にも立ちません。
僕たちは解剖学や生理学をしっかりと臨床に生かさなければなりません。
それでないと患者さんの症状は良くなりません。
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第1回目の内容、
・中胚葉由来の組織が何であるのか。
・人体の構造、表皮~真皮~結合組織~筋膜~筋実質~骨。
・筋膜の特徴。
・神経を包む硬膜の特徴。
・生理学的限界と解剖学的限界。
・体性機能障害(バリア)の特徴。
・体の縦の流れを遮る3つの膜。
・脊柱における可動制限の起こりやすい場所。
・体は自分で自然にバランスをとっている。
改めて書きだしてみると、羽山先生、あの短い時間でこれほどの内容を話していたのか? と思いました。
初めての方は、正直大変だったのではないでしょうか。
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さて、問題はこれらの内容をどう臨床に生かしていくのか、というところです。
学校では、骨や筋肉の名前を覚え、セミナーなどで臨床テクニックを学んだりします。
『この症状にはこのテクニックを使い、
●●筋をゆるめ、●●骨や●●関節を・・・。』
治療といえば、このような思考になっていることが多いのではないでしょうか。
間違いではありませんが、人体はもっと奥が深いものです。
上記のような思考のもとに行う治療を学ぶだけなら、発生学を学ばねばならない意味がわからないと思います。
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体を構成する多くの組織は中胚葉由来のものでした。
その多くのの組織は「全て同じもの」とも考えられるわけです。根っこが同じなわけですから。
骨や筋肉などと個別に覚えてきていたものが、全て同じもの。
体は全体で一つのもの。
型にゴムを流し込んで作った人形は、全てがゴムでできています。
極端にいえば、人体もこのようなゴム人形と同じともいえるわけです。
発生の時点まで遡って細胞のことを考えると、人体はこのように捉えることができるということを知って下さい。
ある部分の筋膜を指や鍼で刺激したとします。
その刺激はある一部分だったとしても、ゴム人形だとその刺激は全体に波及していくのがイメージしやすくないでしょうか?
「なぜその症状が起きているのか」を、体が全体で一つのものという視点から、全体を見渡し原因を考え治療する。
解剖学・生理学を基に、自分で治療法を考えて行うことができるようになる。
当セミナーは、個別の症状に対する小手先のテクニックはやりません。
本当に基本的な技術を繰り返し練習するだけです。
体のことをわかっていない状態でのテクニックは意味がありません。
体のことがわかってしまえば自ずと治療法はわかるものであり、そこで基本的な技術が身に付いていれば治すことができるんです。
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第1回目は総論的な内容であり、初めての方は非常にとらえどころのないお話しに感じたかもしれません。
回を重ねるにしたがってもっと各論的な内容もしていきます。
しかし根本にはこのような考え方があるということを知っておいてもらわないといけません。
このあたりが腑に落ちてくると、どんな症状にも自然と対応できるようになってきます。
一回の講義で全てを理解するのは無理だと思います。
「わけがわからなかった・・・」と落ち込まなくても大丈夫です。
じっくりと時間をかけて勉強していきましょう。
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